20世紀西洋人名事典 「サッシャギトリ」の解説
サッシャ ギトリ
Sacha Guitry
1885.2.21 - 1957.7.24
フランスの劇作家,俳優。
ペテルブルグ生まれ。
本名Alexandre Pierre Georges Guitry。
名優ルシアン・ギトリの息子で、17歳で戯曲を書き始め、かたわら舞台に立つ。1902〜49年の間に130編を越える戯曲を書き、自作自演。豊かな想像力と軽妙な筆致で、微妙な恋愛心理を描き、「夢を見よう」(’12年)、「お聞きになるな、奥様」(’42年)、伝記劇「パスツール」(’19年)などで、大衆に愛され、ブールバールー劇の王として不動の地位を築いた。作品はほかに「ナポレオン」(’54年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報