サティール・メニペ(その他表記)Satire Ménippée

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サティール・メニペ」の意味・わかりやすい解説

サティール・メニペ
Satire Ménippée

フランス宗教戦争末期の 1593年,新王アンリ4世に異を唱えるマイエンヌ公らカトリック同盟派の指導者パリで招集した三部会を茶化した政治パンフレット。アンリ4世が改宗し,戴冠後パリ入市ののちに初版が出た (1594年5月頃) 。ポリティック派の教授法律家が執筆し,カトリック同盟派の野心打算などが寓意,比喩を使って述べられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android