打算(読み)ダサン

デジタル大辞泉 「打算」の意味・読み・例文・類語

だ‐さん【打算】

[名](スル)勘定すること。利害損得を見積もること。「打算が働く」
人間年月と猫の星霜を同じ割合に―するのは」〈漱石吾輩は猫である
[類語]勘定計算予測見込み読み目算成算胸算用算盤そろばんを弾く

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「打算」の意味・読み・例文・類語

だ‐さん【打算】

  1. 〘 名詞 〙 勘定すること。損得を計算すること。見積もること。
    1. [初出の実例]「人間の年月と猫の星霜を同じ割合に打算する」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉七)
    2. [その他の文献]〔通俗編‐行事〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「打算」の読み・字形・画数・意味

【打算】ださん

みこみ。

字通「打」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android