日本大百科全書(ニッポニカ) 「サドゥール」の意味・わかりやすい解説 サドゥールさどぅーるGeorges Sadoul(1904―1967) フランスの映画史家、批評家。ナンシーに生まれる。法律を学んだのち、1925~32年シュルレアリスム運動に参加、次いでマルクス主義に転じた。35年ごろから雑誌の映画批評を担当、第二次世界大戦中から戦後にかけて文芸誌の編集も手がけた。日本では『世界映画史』(新版・1972)が翻訳紹介されているが、46年(昭和21)に刊行を開始した主著『映画全史』全6巻は、膨大な資料を駆使して映画の発展を体系的にとらえようとした労作であり、彼の死により未完に終わった。[武田 潔]『丸尾定訳『世界映画史1』第2版(1980・みすず書房)』 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サドゥール」の意味・わかりやすい解説 サドゥールSadoul, Georges [生]1904.2.4. ナンシー[没]1967.10.13. パリフランスのジャーナリスト,映画評論家,映画史研究家。主著『映画の歴史』 Histoire générale du cinéma (6巻,1946~52) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by