デジタル大辞泉 「サバ州」の意味・読み・例文・類語 サバ(Sabah) マレーシア、ボルネオ島北東部の州。州都コタキナバル。ゴム・木材などを産出。もと、英国領北ボルネオ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サバ州」の意味・わかりやすい解説 サバ〔州〕サバSabah マレーシア,ボルネオ島北東部の州。州都コタキナバル。全体に山がちで,広く熱帯雨林におおわれる。北西海岸沿いにクロッカー山脈がそびえ,マレー諸島の最高峰キナバル山 (4101m) がある。 1881年イギリス領北ボルネオとなったが,バジャウ族などの抵抗が 1900年まで続いた。 1963年マレーシア連邦の結成によりその州となる。フィリピンがサバの領有を主張しており,両国の外交問題となっている。ゴム,タバコ,ココヤシ,アブラヤシ,イネが栽培されるが,主産物は木材。 70年代に日本がマムート地区に銅鉱山を開発し,積出港コタブルドが整備された。 70年代後半からは油田も開発された。主要都市はコタキナバルのほかサンダカン,タワウ,クダトなどで,海岸地帯に立地する。北西海岸沿いに鉄道があり,コタキナバル-サンダカン間は幹線道路で結ばれるが,内陸への交通は河川に頼る。面積7万 3620km2。マレー人のほかカダザン族,中国人,バジャウ族などが住む。人口 147万 200 (1990推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報