サポパン(その他表記)Zapopan

デジタル大辞泉 「サポパン」の意味・読み・例文・類語

サポパン(Zapopan)

メキシコ中西部、ハリスコ州都市グアダラハラの北西郊に位置する。商工業中心地で、トウモロコシ綿花サトウキビなどの集散地。17世紀建造のサポパン寺院では、毎年10月にロメリアとよばれる巡礼祭が行われ、多く信者が訪れる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サポパン」の意味・わかりやすい解説

サポパン
Zapopan

メキシコ南西部,ハリスコ州中部の都市。州都グアダラハラの北西郊,標高約 1600mの気候の温和な谷にある。周辺の農業地帯の商工業中心地で,トウモロコシ,サトウキビ,綿花,果実,野菜,家畜などを集散,加工する。養蜂養鶏,観光業も重要な収入源となっている。 17世紀に建造されたバシリカがあり,毎年多くの巡礼が訪れる。人口 71万 1876 (1990推計) 。

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世界大百科事典(旧版)内のサポパンの言及

【巡礼】より

…第3は,最も普遍的なもので,かつての土着信仰の聖地からカトリックの聖地に転じた土地への旅である。この種の聖地はメソアメリカにとくに多く,サポパンZapopan(グアダラハラ近郊),グアダルーペ,チャルマChalma(以上中央メキシコ),オコトランOcotlán(メキシコ,プエブラ州),イサマル(ユカタン半島),エスキプラス(グアテマラ)が著名である。ペルーではクスコ県に多く,とくにコイリュル・リティーが知られている。…

※「サポパン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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