20世紀西洋人名事典 「サミュエルベケット」の解説
サミュエル ベケット
Samuel Beckett
1906.4.13 - 1989.12.22
アイルランド,フランスの小説家,劇作家。
ダブリン生まれ。
1928〜30年パリのエコール・ノルマル・シュペリウールの英語講師を務め、ジョイスと親交を結ぶ。帰国後、母校の教師となるが、’32年教職を去り、ヨーロッパ各地を遍歴。’37年以後パリに定住し、第二次世界大戦中は抵抗運動に参加。戦後はパリで文筆活動に専念し、フランス語による3部作「モロイ」(’51年)、「マロウンは死ぬ」(’51年)、「名付けえぬもの」(’53年)、戯曲「ゴドーを待ちながら」(’52年)などの代表作を次々と発表。’69年ノーベル文学賞を受賞。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報