ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サルダニャ頭骨」の意味・わかりやすい解説 サルダニャ頭骨サルダニャとうこつSaldanha skull 1953年,R.シンガーと K.ジョリーによって,南アフリカ共和国,ケープタウンの北西にあるサルダニャ湾の近くの化石動物堆積層から発見された頭骨化石。古生物学的所見では年代は更新世後期,文化遺物は後期アシュール文化に属する。頭蓋は低く,眼窩上隆起が強く発達し,原人類をしのぐほどである。脳容量は 1200~1250cm3と推定される。カブウェ人とともにアフリカの旧人類の一つに数えられる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by