サーディクヘダーヤト(その他表記)Ṣādeq Hedāyat

20世紀西洋人名事典 「サーディクヘダーヤト」の解説

サーディク ヘダーヤト
Ṣādeq Hedāyat


1903 - 1951
イラン作家
テヘラン生まれ。
別名Sādiq Hidāyat。
20世紀イランの最大の作家。フランス系の学校で学んだ後、フランスに1926年留学。帰国後作家活動に入り力作を次々発表。独裁体制強化に伴い、一時中世ペルシア語や民俗学の研究を行うが、再び創作活動を再開。実存主義的傾向が強く、イラン社会を鋭く批判し都市の下層社会の人々を主題として俗語を駆使した。主な作品に長編「盲目の梟」(’37年)、「ハージー・アーガー」(’45年)、短編集「生埋め」(’30年)、「三滴の血」(’32年)、「明暗」(’33年)、「野良犬」(’42年)などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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