サービス行政(読み)サービスぎょうせい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サービス行政」の意味・わかりやすい解説

サービス行政
サービスぎょうせい

国民福祉を増進するため,各種の財・サービスによる便益を提供する行政活動。助成行政,給付行政ともいう。規制行政に対比される。これには,(1) 福祉行政など特定の条件に該当する個人に対し補助金や,サービスなどを直接給付するもの,(2) 道路,公園,公立学校・病院など公共的な財の供給,(3) 水道,電気,ガスなどの公企業サービス,(4) 特定産業・事業の保護・育成,促進,あるいは企業などの経営安定のための補助金交付,出資融資減税などの誘導的助成行政などがある。福祉国家成熟とともに予算の大部分を占めるようになってきたが,行財政改革での見直しの対象にもされてきた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android