ザガジグ(その他表記)Zagazig

改訂新版 世界大百科事典 「ザガジグ」の意味・わかりやすい解説

ザガジグ
Zagazig

エジプト北部,ナイル・デルタの東辺にある都市。シャルキーヤ県の県都で人口26万7469(1996)。アラビア語で正しくはザカージークal-Zaqāzīq。地名の由来はイスラム時代ザクズーク一家が住みつき村落を形成したことから出ているが,都市としての発展を示すのは近代になってからである。ムハンマド・アリー朝の時代に綿作のために建設された灌漑水路の結節点にあたり,デルタの付け根であるため交通の便にも恵まれ,デルタ地方の商工業の中心となった。現在は農産物の取引が盛んで軽工業も発達している。付近に古代エジプトのブバスティスBubastisの遺跡がある。
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百科事典マイペディア 「ザガジグ」の意味・わかりやすい解説

ザガジグ

エジプトの北東部,ナイル川デルタの交通の中心地。ザカージークとも。カイロの北北東約64km。綿花穀物集散地綿工業が行われる。南東郊外に古代エジプトの都市ブバスティスの遺跡がある。30万3000人(2006)。

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