ザバレラ(その他表記)Zabarella, Jacopo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ザバレラ」の意味・わかりやすい解説

ザバレラ
Zabarella, Jacopo

[生]1533.9.5. パドバ
[没]1589.10.15. パドバ
イタリアの論理学者,自然哲学者。 1564年パドバ大学教授。アリストテレス解釈ではアベロエス派およびアレクサンドル派の中間に位置したが,信仰については当時のヒューマニストたちと同様,ローマ教会教義に服した。理性の問題については教会教義を問題にせず,思惟の独立性と自由とを人間の統一を保持するものと考えた。また能動理性の超越を否定し,各人に受動理性だけがあるとした。また推理に適用した合成的方法と分解的方法は,のちの演繹法,帰納法に相当し,経験を重んじるその方法は当時の卓見である。主著『論理学』 Logicae (1587) ,『自然物について』 De rebus naturalibus (89) 。

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