軽岡峠(読み)かるおかとうげ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「軽岡峠」の意味・わかりやすい解説

軽岡峠
かるおかとうげ

岐阜県北部、高山市荘川(しょうかわ)町地区の東部にある峠。古くから高山白川郷を結ぶ交通路(白川街道)にあたり、標高1149メートル。新緑紅葉が美しく、北アルプスなども遠望される。しかし、国道158号は北方に大きく迂回(うかい)するコースに変更され、新道の最高地点(約1200メートル)が新軽岡峠と通称されてからは、旧道の利用はまったく廃れた。その後、再び国道158号は軽岡トンネル(1989年完成)を通るルートに変更された。現在、軽岡峠の近くには東海北陸自動車道の軽岡トンネルもある。

[上島正徳]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「軽岡峠」の意味・わかりやすい解説

軽岡峠
かるおかとうげ

岐阜県北部,飛騨山地にあり,旧白川街道上の峠。標高 1217m。白川郷と高山を結ぶ峠で,高山市に位置する。峠から東方に北アルプス連峰,西方に白山山地を望むことができる。国道 158号線が峠の北方を迂回する。

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