ざらましを

精選版 日本国語大辞典「ざらましを」の解説

ざら‐まし‐を

(打消の助動詞「ず」の補助活用の未然形「ざら」に、推量の助動詞「まし」、間投助詞「を」の付いたもの) 仮定条件の結びに用いられ、現実の事態に反する推量を詠嘆的に表わす。…しなかったであろうものを。…なかっただろうになあ。
万葉(8C後)二・一七三「高光るが日の皇子のいましせば島の御門は不荒有益乎(あれざらましヲ)
古今(905‐914)恋二・五五二「思ひつつぬればや人のみえつらんとしりせばさめざらましを〈小野小町〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

戻り梅雨

梅雨が明けたあとに、再び梅雨のような状態に戻ること。返り梅雨。《季 夏》[類語]梅雨・梅雨ばいう・五月雨・空梅雨・菜種梅雨・走り梅雨・返り梅雨...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android