シェキ(その他表記)Şäki

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シェキ」の意味・わかりやすい解説

シェキ
Şäki

アゼルバイジャン北部の都市。首都バクーの西北西約 250km,大カフカス山脈の南斜面にある。1968年までヌハー Nukhaと称した。アゼルバイジャンの古都の一つで,ダゲスタン(→ダゲスタン共和国)につながる交易路の中心にあたる。18~19世紀初めにシェキ・ハン国の首都が置かれたが,1805年にロシア帝国に統治権を譲り,最後のハン(汗。→カガン〈可汗〉)は 1819年に死去した。市街にはシェキ・ハン国の時代のハンの宮殿隊商宿モスク浴場などが残っており,2019年世界遺産の文化遺産に登録された。絹織物などの軽工業が行なわれる。エブラフの北にあり,ハイウェーで連絡する。人口 6万2500(2007推計)。

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