シェッフェル(その他表記)Joseph Viktor von Scheffel

デジタル大辞泉 「シェッフェル」の意味・読み・例文・類語

シェッフェル(Joseph Victor von Scheffel)

[1826~1886]ドイツ詩人小説家。長編叙事詩「ゼッキンゲンのラッパ手」、歴史小説エッケハルト」など。

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精選版 日本国語大辞典 「シェッフェル」の意味・読み・例文・類語

シェッフェル

  1. ( Joseph Viktor von Scheffel ヨゼフ=ビクトール=フォン━ ) ドイツの詩人、小説家。主著は長編叙事詩「ゼッキンゲンのラッパ手」、歴史小説「エッケハルト」。(一八二六‐八六

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改訂新版 世界大百科事典 「シェッフェル」の意味・わかりやすい解説

シェッフェル
Joseph Viktor von Scheffel
生没年:1826-86

ドイツの作家カールスルーエ生れ。長編叙事詩《ゼッキンゲンのらっぱ手Der Trompeter von Säckingen》(1854)は,17世紀の貴族の娘と旅の若者の恋物語。歴史小説《エッケハルト》(1855)は,10世紀の貴婦人修道士波乱に富む悲恋物語である。通俗的だが,美しい自然背景に歴史を巧みにとり入れたこれらの作品は,彼を国民的人気作家にした。ほかに学生歌集《さあ,たのしもう》(1868)などがあり,学生歌《アルト・ハイデルベルクの歌》がとくに有名である。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「シェッフェル」の意味・わかりやすい解説

シェッフェル
しぇっふぇる
Joseph Viktor von Scheffel
(1826―1886)

ドイツの小説家、詩人。ドイツ南部、カールスルーエに生まれる。初め法律を志したが、のち絵画の修業のために訪れたイタリアでパウル・ハイゼと相識(あいし)り、文学に転じた。韻文叙事詩『ゼッキンゲンの喇叺手(らっぱしゅ)』(1854)、10世紀スイスの修道院舞台とする歴史小説『エッケハルト』(1855)によって、19世紀末から20世紀にかけて最大の人気作家となった。

[白崎嘉昭]

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