しからざれば

精選版 日本国語大辞典 「しからざれば」の意味・読み・例文・類語

しから‐ざれ‐ば

接続先行事柄後続の事柄とのどちらか一方が選択される関係にあることを示す。そうでなければ。あるいは。
※中華若木詩抄(1520頃)上「其礼に、所領を、くれいと云ふ。しからざれば、をさへてとる也。刀にて削り取るが如し」
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉三「速(すみやか)入院之上、専に治術を施す歟、否(シカラ)ざれば伊香保温泉へでも、入浴致候方、最も安全の策也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android