シダムシ

共同通信ニュース用語解説 「シダムシ」の解説

シダムシ

エビカニと同じ節足動物一種で、特定の種のヒトデに寄生するのが特徴。シダのように見える雌の外套がいとうと呼ばれる部分に体の小さな雄が潜み、生殖活動を行う。雌の体内でふ化した幼生は、ヒトデの体内に入り込み、脱皮を繰り返しながら分岐を増やして成長する。ヒトデから栄養を取り込む方法はまだはっきりしないが、雌の体の中心にある乳頭状の「ミドルピース」と呼ばれる部位にある触覚と口器を使うとみられている。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android