してみると(読み)シテミルト

デジタル大辞泉 「してみると」の意味・読み・例文・類語

して‐みる‐と[接]

[接]先行事柄結果として、後続の事柄へ続くことを示す。そうしてみると。そうだとすると。してみれば。「してみるとまちがいだったのか」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「してみると」の意味・読み・例文・類語

して‐みる‐と

  1. 〘 接続詞 〙 ( 接続詞「して」に動詞「みる」、助詞「と」が付いてできた語 ) 先行の事柄の当然の結果として、後続の事柄が起こることを示す。順接。そうしてみると。してみれば。
    1. [初出の実例]「して見(ミ)ると、野稼奴等の抜き物と見えるわえ」(出典人情本・春色雪の梅(1838‐42頃か)二)
    2. 「会場は上町の法福寺、其日午後六時から開会するとある。して見ると、丁度演説会は家々の夕飯が済む頃から始まるのだ」(出典:破戒(1906)〈島崎藤村〉一九)

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