しな(読み)シナ

デジタル大辞泉 「しな」の意味・読み・例文・類語

しな

[接尾]動詞連用形に付いて、…するとき、…するついで、などの意を表す。「寝しなに本を読む」「帰りしなに初めて口をきいた」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「しな」の意味・読み・例文・類語

しな

〘接尾〙 動詞の連用形に付いて、その時、ついでの意を表わす。「寝しな」「帰りしな」など。
咄本醒睡笑(1628)五「行きしなにつぼうだ花がきしなにはゑじかったりや桶とぢの花」
滑稽本浮世風呂(1809‐13)二「下女一人、ざくろ口より出しなに、ぐいとすべってあふむけにころぶ」
[補注]古語しだ」の変化したものと説くものもあるが、古代の地方語と近世語法と直ちに結びつけられるか疑問である。

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