20世紀西洋人名事典 「シモンフレクスナー」の解説
シモン フレクスナー
Simon Flexner
1863.3.25 - 1946.5.2
米国の細菌学者。
元・フィラデルフィア大学教授,元・ロックフェラー研究所所長。
ルイスヴィル生まれ。
野口英世の恩人として知られ、大卒後、ジョンズ・ホプキンズ大学で学位を取得。その後パリのパスツール研究所等に留学。1894年ジョンズ・ホプキンズ大学助教授となり、1899年ペンシルベニア大学病理学教授、フィラデルフィア大学教授、1903年ロック・フェラー研究所研究部長を経て同研究所長を歴任。1899年フィリピン群島に赴き新種の赤痢菌フレクスナー細菌を発見。ロック・フェラー研究所では野口をはじめ優れた研究者を集めて世界の細菌学研究の中心となり、小児マヒ発生ウイルスの研究を行いウイルス伝染経路を解明した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報