旺文社世界史事典 三訂版 「シャイバーニ朝」の解説
シャイバーニ朝
シャイバーニちょう
Shaibānī
ウズベク族が16世紀に中央アジアに建てた王朝
ムハンマド=シャイバーニがティムール朝の衰退に乗じ,ウズベク族を率いて建国。第10代のアブドゥッラー2世(在位1583〜98)のときが全盛期で,北はトルキスタンの境,南はアム川流域,西はカスピ海付近,東はカシュガルにまで達した。彼の死後,内乱とサファヴィー朝やコサック族の攻撃で混乱し,衰退した。
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