ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャトールー公夫人」の意味・わかりやすい解説
シャトールー公夫人
シャトールーこうふじん
Châteauroux, Marie-Anne de Mailly-Nesle, Duchesse de
[没]1744.12.8. パリ
フランス王ルイ 15世の愛妾。ネスル侯爵ルイ・ド・メリの 15女で,1734年にラ・トゥルネル侯爵と結婚。 40年夫に死別し,宰相リシュリューの後援により,長姉 L.ジュリー,次姉 R.フェリシテの跡を継ぎ,42年ルイ 15世の愛妾となった。 43年シャトールー公爵夫人の称号を贈られ,ルイ 15世の軍事的関心を鼓舞して,44年プロシアとの同盟交渉に尽力。同年フランドルに出陣中の王の宮廷に招かれ,一時王の病気と教会の圧力で身をひいたが,再び宮廷に戻った。しかし同年 12月,27歳の若さで急死した。
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