しゃぶり付く(読み)シャブリツク

デジタル大辞泉 「しゃぶり付く」の意味・読み・例文・類語

しゃぶり‐つ・く【しゃぶり付く】

[動カ五(四)]
口で吸いついて離さないようにする。「赤ん坊乳首に―・く」
離れないようにしっかりしがみつく。むしゃぶりつく。
「―・いて泣きたいような気もしたのであったが」〈秋声・爛〉
[類語]なめるしゃぶる舐め回すねぶる・舌の上で転がす・ぺろっとぺろぺろべろべろ舐めずる舌舐めずり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「しゃぶり付く」の意味・読み・例文・類語

しゃぶり‐つ・く【しゃぶり付】

  1. 〘 自動詞 カ行五(四) 〙 離れないようにしっかりしがみつく。むしゃぶりつく。さぶりつく。〔俚言集覧(1797頃)〕
    1. [初出の実例]「太郎は母者人の乳房にもみづからすすんでしゃぶりつくやうなことはなく」(出典:ロマネスク(1934)〈太宰治〉仙術太郎)

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