シャルル・R.リシェ(その他表記)Charles Robert Richet

20世紀西洋人名事典 「シャルル・R.リシェ」の解説

シャルル・R. リシェ
Charles Robert Richet


1850.8.25.(24.説あり) - 1935.12.4.(3.説あり)
フランスの生理学者。
元・パリ大学教授。
パリ生まれ。
パリ大学で医学を修め、1887年パリ大学教授。1927年まで在職。精神病学、病理学の研究に従事。C.ベルナール等の影響で生理学分野で研究を行い、胃液分泌などについて研究。1888年細菌を注射された動物がそれに対する免疫ができることを認め、1890年結核患者に対して血清療法を行った。1902年犬を用いた免疫毒素の実験中に過敏現象が起こり、これをアナフィラキシーと名付ける。以後過敏症に関する研究を続け、’13年ノーベル生理学・医学賞を受賞。熱心な平和運動家で、詩、小説も手がけた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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