ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャーンタ」の意味・わかりやすい解説
シャーンタ
Sánta Ferenc
ハンガリーの作家。中学を中退し,炭坑,工場で働いた。 1954年に短編『僕らは多勢だった』 Sokan voltünkで注目を浴びた。解放後の農村の土地解放をめぐる対立,相克をルポルタージュ形式で描いた『20時間』 20 óra (1964) は,第2次世界大戦後のハンガリー文学の傑作である。ほかに『密告者』 Az áruló (66) がある。
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