シュレンク管(読み)シュレンクカン

デジタル大辞泉 「シュレンク管」の意味・読み・例文・類語

シュレンク‐かん〔‐クワン〕【シュレンク管】

酸素や水などに対して不安定な化合物を取り扱うためのフラスコ真空ポンプ内部空気を排気する管と、窒素アルゴンなどの不活性ガスを導入する管をもつ。ドイツの化学者ウィルヘルム=シュレンク考案シュレンク器具シュレンクフラスコシュレンクチューブ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「シュレンク管」の解説

シュレンク管
シュレンクカン
Schlenk's tube

空気に対して敏感な化合物.とくに多く有機金属化合物を取り扱うために,W. Schlenkによって考案された反応および保存用のガラス製容器.すべての操作が窒素,アルゴンなどの不活性ガスの下で行えるように,側管を有し,一方から不活性ガスを導入して他方の口へ抜ける気流をつくるようにしてある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む