日本大百科全書(ニッポニカ) 「しょうゆ豆」の意味・わかりやすい解説 しょうゆ豆しょうゆまめ 香川県の郷土料理。しょい豆ともいう。四国八十八か所の霊場を回拝するお遍路が高松に泊まったとき、ソラマメの炒(い)ったのを御馳走(ごちそう)になり、そのときソラマメが跳ねて、そばにあったしょうゆの器の中に飛び込み、それを食べてみると香ばしくて味もよい、それからこれをつくることにしたのが始まりであるといわれている。しょうゆ豆には干したソラマメを炒って用いる。炒るとすぐに、砂糖と唐辛子少々を加えたしょうゆの中に漬け込む。酒の肴(さかな)にもなるし、ご飯のおかずにもいい。[多田鉄之助] しょうゆ豆 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
デジタル大辞泉プラス 「しょうゆ豆」の解説 しょうゆ豆 香川県の郷土料理。干したソラマメを炒り、砂糖・醤油・水に唐辛子を加えてひと煮立ちさせたたれに漬けて一晩寝かせたもの。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報