日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジアンビ」の意味・わかりやすい解説
ジアンビ
じあんび
Jason Gilbert Giambi
(1971― )
アメリカのプロ野球選手(右投左打)。大リーグ(メジャー・リーグ)のオークランド・アスレチックス(現、アスレチックス)、ニューヨーク・ヤンキース、コロラド・ロッキーズ、クリーブランド・インディアンス(現、クリーブランド・ガーディアンズ)でおもに一塁手としてプレー。パワーヒッターでありながら打撃に穴が少なく、対戦する相手投手が手を焼く強打者であった。
1月8日、カリフォルニア州ウェスト・コビーナで生まれる。ロング・ビーチ州立大から1992年、ドラフト2巡目指名を受けてアスレチックスに入団。1995年に大リーグに昇格し、1996年からレギュラーとなった。だが、当時はマーク・マグワイアが一塁におり、三塁や外野も守った。1997年のシーズン途中でマグワイアがセントルイス・カージナルスへトレードされると、後任の一塁手となり、定着した。翌1998年には打点100を突破し、1999年には打率3割、ホームラン30本、打点100をクリア。2000年は打率3割3分3厘、ホームラン43本、打点137の好成績と、若いチームの中心となって地区優勝を果たしたリーダーシップが評価されて、無冠ながら最優秀選手(MVP)となった。自己最高の打率3割4分2厘を記録した2001年に、FA(フリーエージェント)となってヤンキースへ移籍した。2002年はメディアからのプレッシャー、野球スタイルの違いなどのヤンキース移籍に伴う悪条件に屈することなく好成績をあげ、地区優勝に貢献した。2002年、2003年と2年続けてホームラン41本を記録したが、2004年はステロイド疑惑と体調不良で82試合に欠場、大リーグ昇格以降最悪のシーズンを送った。しかし、2005年はホームラン32本を放って復活、8年連続の地区優勝に貢献するとともに、カムバック賞も受賞した。
[山下 健]
2006年以降
2006年は139試合に出場、打率2割5分3厘ながら37本のホームランを打ち、113打点を記録。翌2007年はシーズン中の故障で出場は83試合にとどまり、打率2割3分6厘、ホームラン14本という結果に終わった。2008年はホームラン32本、96打点を記録。2009年アスレチックスに復帰したが、シーズン途中でロッキーズに移籍。2013年にはインディアンスと契約した。2009年以降、成績は低調で、2015年現役を引退した。
20年間の通算成績は、出場試合2260、安打2010、打率2割7分7厘、本塁打440、打点1441。獲得したおもなタイトルは、MVP1回。
[編集部 2025年12月16日]

