20世紀西洋人名事典 「ジェームズデュワー」の解説
ジェームズ デュワー
James Dewar
1842.9.20 - 1923.3.27
英国の化学者,物理学者。
元・ケンブリッジ大学教授。
キンカーディン生まれ。
エジンバラ大学卒業後、ベルギーのA.ケクレのもとに留学した。1875年ケンブリッジ大学の実験哲学の教授に就任し、1877年ロンドンの王立研究所の化学教授となった。研究範囲は広く、有機化学から、高温の測定、スペクトル分析等に関する多数の論文を発表した。1891年に酸素、窒素、一酸化炭素を液化し、液体酸素の磁性を発見し、同年、最初の無煙火薬コルダイトをエイベルと共に作った。1892年に魔法瓶を発明した。1898年に水素を液化し、1899年には固体水素を得た。1904年ナイトの称号を受けた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報