現代外国人名録2016 「ジェーングドール」の解説
ジェーン グドール
Jane Goodall
- 職業・肩書
- 動物行動学者,環境保護運動家 ジェーン・グドール研究所創立者,国連平和大使
- 国籍
- 英国
- 生年月日
- 1934年4月3日
- 出生地
- ロンドン
- 専門
- 野生チンパンジーの研究, 霊長類学
- 学歴
- 秘書養成学校卒
- 学位
- 動物行動学博士(ケンブリッジ大学)〔1965年〕
- 受賞
- WWF野生生物保護賞〔1984年〕,京都賞(第6回)〔1990年〕,ベンジャミン・フランクリン・メダル〔2003年〕,アストゥリアス皇太子賞(スペイン)〔2003年〕,ユネスコ・ゴールド・メダル〔2004年〕,京都大学名誉博士号〔2007年〕
- 経歴
- イギリス南岸のボーンマスで育つ。1957年アフリカに行き、ケニアのナイロビ博物館で人類学者ルイス・リーキーの助手となる。’60年からタンザニアのゴンベ国立公園で野生チンパンジーの研究に従事、その行動・社会・生態を明らかにして、人類進化理論に大きな影響を与え、行動科学領域の理論構築を果たした。この間、’64年にゴンベ・ストリーム研究センターが設立され、’67年より学術部長。’77年には米国アリゾナ州に野生動物の研究・教育・保護のためのジェーン・グドール研究所を創設。スタンフォード大学客員教授なども務めた。チンパンジー保護・愛護委員会(CCCC)設立、ルーツ・アンド・シューツ(根っこと新芽)運動など、野生動物の保護にも取り組む。2002年国連平和大使に任命される。著書に「罪なき殺し屋たち」(1970年,ヒューゴー・バン・ラビックとの共著)、「森の隣人」(’71年)、「野生チンパンジーの世界」(’86年)、「窓を通して」(’91年)、「チンパンジーの森へ―ジェーン・グドール自伝」などがある。デームの称号を持つ。’64年映画撮影のためアフリカを訪れた写真家ヒューゴー・バン・ラビックと結婚、のち離婚。2002年来日。2010年京大で開催の国際霊長類学会で講演のため来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報