ジャガンナート寺院(読み)ジャガンナートジイン

デジタル大辞泉 「ジャガンナート寺院」の意味・読み・例文・類語

ジャガンナート‐じいん〔‐ジヰン〕【ジャガンナート寺院】

Jagannath Temple》インド中東部、オリッサ州の都市プリにあるヒンズー教寺院。12世紀の建立。高さ65メートルの巨大な白い塔がある。オリッサ地方の土着神だったジャガンナートが、のちにヒンズー教のビシュヌ神の化身クリシュナとみなされ、同寺院の本尊として祭られている。毎年6月~7月に、本尊を載せた山車市街を巡行するラタジャートラ祭が催される。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のジャガンナート寺院の言及

【ガンガ朝】より

…14世紀後半には南のビジャヤナガル王国が侵入し,4世紀にわたって奮戦した王朝も衰え,1434年,大臣に倒された。オリッサの代表的建築として知られるプリーのジャガンナート寺院とコナーラクのスーリヤ寺院とはこの王朝が建立したもの。【山崎 利男】。…

【プリー】より

…マハナディ川デルタの南端部にあり,ヒンドゥー教の四大聖地の一つ。ジャガンナート寺院の所在地。ジャガンナートとはビシュヌ神の化神クリシュナの異名で,〈世界の支配者〉を意味する。…

※「ジャガンナート寺院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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