ジャコテ(その他表記)Jaccottet, Philippe

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジャコテ」の意味・わかりやすい解説

ジャコテ
Jaccottet, Philippe

[生]1925
フランスの詩人。象徴派とリルケの影響下に詩作を始め,内面の声の一瞬の結晶としての単一性を重んじ,沈黙を基調とした背景のうえに浮び出る淡いイメージを定着する。詩集『梟』L'Effraie et autres poésies (1954) ,『無明の者』L'Ignorant (58) ,『小品』 Airs (67) ,『冬の光に』 À la lumière d'hiver (77) ,詩の時評『ミューズたちの語らい』L'Entretien des Muses (68) ,散文作品『夢の要素』 Éléments d'un songe (61) のほか,リルケ論もある。

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