ジャックビヨン(その他表記)Jacques Villon

20世紀西洋人名事典 「ジャックビヨン」の解説

ジャック ビヨン
Jacques Villon


1875.7.31 - 1963.6.9
フランスの画家,版画家。
ウール県ダンビル生まれ。
本名ガストン・デュシャン〈Gaston Duchamp〉。
彫刻家デュシャン・ヴィヨン、画家マルセル・デュシャンの兄。パリでフェルナン・コルモン教室で学ぶ。新聞、雑誌に戯画を寄稿して生計を立て、1903年サロン・ドートンヌの創設に参加。’11年よりキュビスム運動に加わり、’12年には「セクション・ドール」グループを結成。フランス的な洗練された甘美な色彩と厳しい画面構成を統一した独自の作風確立。’49年オルガーノの国際博覧会で版画大賞受賞、’50年にはアメリカのカーネギー賞第1位受賞。代表作は「前進する兵士たち」(’13年)等。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android