じゃによって(読み)ジャニヨッテ

デジタル大辞泉 「じゃによって」の意味・読み・例文・類語

じゃに‐よって[接]

[接]助動詞じゃ」+助詞「に」+動詞「よる」+助詞「て」から》先に述べた事柄によって帰結することを述べる文を導く。であるから。
「―、あれが何を云おうとも、滅多に腹は立てまいぞ」〈綺堂修禅寺物語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「じゃによって」の意味・読み・例文・類語

じゃに‐よってぢゃに‥

  1. 〘 接続詞 〙 先行の事柄を受け、その結果として後続の事柄が起こることを示す。であるから。だから。だによって。
    1. [初出の実例]「此詮議仕ぬいて来いと、内証で後家御の言付、じゃによってめっきしゃっきにするが何じゃ」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)野崎村)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android