20世紀西洋人名事典 「ジャンティンバーゲン」の解説
ジャン ティンバーゲン
Jan Tinbergen
1903.4.12 - 1994.7.9
オランダの経済学者,統計学者。
元・ロッテルダム経済大学教授。
ハーグ生まれ。
物理学者として将来をアインシュタインに期待されたが、1933年ロッテルダム経済大学講師となり、反ナチス抵抗運動を経て、’45〜55年オランダ中央経済計画局長官として活躍。また、’68〜73年には国連開発計画委員会委員長を務め、ティンバーゲン報告と呼ばれる「第二次国連開発の10年のための指針と法案」を発表。’69年にR.フリッシュとともにノーベル経済学賞を受賞。なお、’73年度ノーベル生理・医学賞受賞のニコラス・ティンバーゲンは彼の弟である。主著に「経済政策の理論」(’52年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報