20世紀西洋人名事典 「ジャンポーラン」の解説
ジャン ポーラン
Jean Paulhan
1884.12.2 - 1968.10.10
フランスの評論家,小説家。
元・「N.R.F」誌編集長。
ニーム(南仏)生まれ。
1920年「N.R.F」編集部に入り、’25年リビエールの後任として編集長。その後、’40年対独協力を拒否して辞任し、翌’41年には「レ・レットル・フランセーズ」紙を創刊し、レジスタンスに参加。戦後は「カイエ・ド・ラ・プレイヤッド」紙を編集、次いで’53年「新N.R.F」誌復刊に伴い編集長に返り咲く。新人発掘の名人と言われ、多くの作家を育て「フランス文学の黒幕」と呼ばれる。’63年にアカデミー・フランセーズ会員に選出。主著に「タルブの花」(’41年)、「詩の鍵」(’44年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報