20世紀西洋人名事典 「ジャークマリタン」の解説
ジャーク マリタン
Jacques Maritain
1882.11.18 - 1973.4.28
フランスのカトリック思想家。
元・プリンストン大学教授。
パリ生まれ。
1907年ハイデルベルク大学でドリーシュに師事。フランスのカトリック革新運動の指導者となって、’13年パリ・カトリック学院教授。’45〜48年バティカン大使、’48〜60年プリンストン大学教授を歴任。「ベルグソン哲学」(’13年)、「三人の改革者」(’25年)でベルグソン、デカルトの思想をそれぞれ批判。主著「認識の諸段階」(’32年)で知性の哲学としてトマス・アキナスの説に接し新トマス主義を唱える。「キリスト教と民主主義」(’48年)などでキリスト教民主主義を主張する。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報