20世紀西洋人名事典 「ジャークリヴィエール」の解説
ジャーク リヴィエール
Jacques Rivière
1886.7.15 - 1925.2.14
フランスの評論家,作家。
ボルドー生まれ。
ソルボンヌで学び、1909年「新フランス評論」誌の編集記者となり、第一次大戦に従軍、捕虜となるが’19年から再度同誌編集長を務め、文学・芸術の新動向紹介、作家発掘に尽力。’12年評論集「エチュード」を刊行、「モラリスムと文学」(’12年)、「新エチュード」(’47年)等でジット、クローデル、プルーストに傾倒する作家の作品を理解、一方神と信仰との問題を自分の信仰心を通して解明。小説の分析「冒険小説論」(’13年)は文芸思潮史に重要な意味を持つ。’25年チフスのため38才で没。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報