ジュネーヴ会議(読み)ジューネーヴかいぎ(その他表記)Geneva Conference

旺文社世界史事典 三訂版 「ジュネーヴ会議」の解説

ジュネーヴ会議
ジューネーヴかいぎ
Geneva Conference

1954年4月26日〜7月21日,スイスジュネーヴで開かれたインドシナ戦争終結朝鮮の統一問題を話し合うための国際会議
インドシナ戦争の当事国のヴェトナム民主共和国ヴェトナム国ラオスカンボジアフランスに加えて,アメリカイギリスソ連中華人民共和国などが参加。インドシナ戦争の休戦を成立させ,7月21日にジュネーヴ協定に調印した(アメリカは参加せず)が,朝鮮の統一は実現しなかった。中国が初めて参加した国際会議で,中国首相周恩来とインド首相ネルーによって平和五原則が確認され,世界平和の前進,植民地主義の敗退をもたらしたものとして高く評価された。これは,翌年バンドンで開かれた,アジア−アフリカ会議の平和共存につながる。なお,1955年にも戦後初のアメリカ・イギリス・フランス・ソ連の四国巨頭会談が開かれ,国際緊張緩和について討議された。

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旺文社日本史事典 三訂版 「ジュネーヴ会議」の解説

ジュネーヴ会議
ジュネーヴかいぎ

①1954年4月,極東の平和回復のためジュネーヴで開かれた国際会議
②1955年7月,ジュネーヴで行われた,アメリカ・イギリス・フランス・ソ連の4カ国代表による会談
アメリカ・イギリス・ソ連・中国など18カ国が参加。朝鮮統一問題インドシナ問題について話し合われ,インドシナ休戦協定が成立した。
アメリカ大統領アイゼンハウアー,イギリス首相イーデン,フランス首相フォール,ソ連首相ブルガーニンの4巨頭が,ドイツ問題・ヨーロッパの安全保障軍縮などについて協議。冷戦緩和に貢献した。

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