20世紀西洋人名事典 「ジョサイアコンドル」の解説
ジョサイア コンドル
Josiah Conder
1852.9.28 - 1920.6.21
英国の建築家。
元・工部大学校造家学科教授。
ロンドン生まれ。
本名ジョサイア コンダー。
サウスケンジントン美術学校とロンドン大学で建築学を学び、’76年英国王立建築家協会主催の設計競技で「ジョーン・ソーン賞」を受賞する。’77年日本政府の招きで来日し、工部大学校造家学科教授となり、日本人建築家の育成にあたる。’88年建築事務所を設立し、東京や横浜を中心に官庁や大使館、ホテルなど多くの設計をする。また日本芸術に関心を持ち、美術や建築、庭園についての著作により、欧米でも知られる。日本近代建築界の父と呼ばれる。作品に「上野博物館」(’82年、現存せず)、「鹿鳴館」(’83年、現存せず)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報