20世紀西洋人名事典 「ジョバンニジョリッティ」の解説
ジョバンニ ジョリッティ
Giovanni Giolitti
1842 - 1928
イタリアの政治家。
元・イタリア首相。
1882年政界に入りクリスピ内閣蔵相を経て、1892年首相となる。1893年ローマ銀行汚職事件で辞任し下野するが、1901年ザナルデリ内閣の内相に起用、次いで’03〜05年、’06〜09年、’11〜14年と首相を務めジョリッティ時代を築く。工業化促進、議会主義政治の確立に尽力、第一次大戦では中立の立場を取る。第五次内閣で労働者の工場占拠を収拾、ラパロ条約でユーゴスラビアとの関係を正常化するがファシズムに力を与えることになる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報