20世紀西洋人名事典 「ジョルジュギュルビッチ」の解説
ジョルジュ ギュルビッチ
Georges Guruvich
1894.11.2 - 1965.12.12
フランスの社会学者。
ノボロシースク(ロシア)生まれ。
大学卒業後、1919年同大学助教授となる。ロシア革命後’21年にソ連を去り、’24年までメンシェビキとして活動後、プラハ大学を経て、’25年フランスへ亡命しパリ大学スラブ研究所講師になる。’28年帰化し、パリ大学文学部講師。ボルドー、ストラスブール各大学教授を歴任後、アメリカへ亡命。「国際社会学手帖」の編集などを手掛け、戦後フランス社会学復興に貢献。現象学哲学に影響され、「深さの社会学」や集団、包括社会など多用な類型を研究する。著書にデュルケム社会学を批判した「社会学試論」(’38年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報