20世紀西洋人名事典 「ジョルジュブラッサンス」の解説
ジョルジュ ブラッサンス
Georges Brassens
1921.10.22 - 1981.10.29
フランスのシャンソン歌手,詩人,作曲家。
南フランスのセート生まれ。
石工の子。自動車工場で働きながら作詞を始め、1942年処女詩集「軽率に」を発表。戦後アナーキスト・グループで活動しながら詩作と作曲を続け、シャンソン歌手パタシューに見いだされ’52年歌手デビュー。’54年最初のアルバムでディスク大賞受賞。ギターを弾きながら反骨精神に貫かれた自作の歌を歌い、’67年アカデミー・フランセーズの詩部門大賞を受賞。「悪い噂」、「雨傘」、「ゴリラ」等の作品があり、詩的シャンソンを復活させた功績は大きく、国民的詩人として名実ともに戦後のシャンソン界の最高位に位置する。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報