20世紀西洋人名事典 「ジョルジュベルナノス」の解説
ジョルジュ ベルナノス
Georges Bernanos
1888.2.20 - 1948.7.5
フランスの小説家。
パリ生まれ。
20世紀カトリック小説の代表的作家。早くから右翼的団体「アクション・フランセーズ」の闘士として活躍。第一次大戦に従軍後、1926年「悪魔の陽の下に」で文壇にデビューし一躍有名になる。その後フェミナ賞受賞の「歓び」(’29年)、アカデミー小説大賞の「田舎司祭の日記」(’36年)等を発表。’38年「月下の大墓地」でスペイン市民戦争でのフランコ側の大虐殺に抗議。同年ブラジルに亡命し、「われらフランス人」(’39年)等によってファシズムへの抵抗運動の精神的支柱となりドゴール将軍と並んでレジスタンスの先駆者となった。’45年ドゴールの招請で帰国。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報