20世紀西洋人名事典 「ジョルジュミンヌ」の解説
ジョルジュ ミンヌ
Georges Minne
1866.8.30 - 1941
ベルギーの彫刻家,素描家。
ゲント生まれ。
ゲントの美術学校でまなぶ。彫刻制作はロダンに濃く影響を受ける。1890年代の作品は、同時代の象徴派詩人と中世ゴシック(特にスリューテル)により主張された神秘的で情動的な象徴主義を特色とする。代表作に「ひざまずくものたちのいる噴水」(1898年)がある。そのほかに、若干の詩集のための挿絵、500点に及ぶデッサンがある。このデッサンの主題は、生涯、「ピエタ」の母性像であった。晩年には写実的様式化に移り静的な人物像を手がける。ラテムで逝去。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報