現代外国人名録2016 「ジョンノイマイヤー」の解説
ジョン ノイマイヤー
John Neumeier
- 職業・肩書
- 振付師,バレエ演出家,元バレエダンサー ハンブルク・バレエ団総裁・芸術監督・主席振付師
- 国籍
- ドイツ
- 生年月日
- 1942年2月24日
- 出生地
- 米国ウィスコンシン州ミルウォーキー
- 学歴
- マルケット大学〔1961年〕,ロイヤル・バレエ・スクール
- 受賞
- ニジンスキー・メダル(ポーランド)〔1996年〕,民音世界芸術賞(第1回)〔1997年〕,黄金のマスク賞〔2002年〕,ヘルベルト・フォン・カラヤン音楽賞〔2007年〕,ドイツ舞踊賞〔2008年〕,京都賞(思想・芸術部門,第31回)〔2015年〕
- 経歴
- 子供の頃から美に対する関心が強く、舞踊家を志し、タップダンスやモダンダンスを習得。ヨーロッパに渡り、古典バレエの作法もマスターする。大学では英文学と演劇を学び、この経験が彼の演劇的傾向の強い作品の原点となった。1963年クランコのシュトゥットガルト・バレエ団に入り、ダンサー/コリオグラファーとして認められる。’69年からフランクフルト・バレエ団芸術監督を務め、’73年からハンブルクバレエ団芸術監督・主席振付師に。同団を世界的なバレエ団に育て上げ、’96年同団総裁に就任。一方、世界各地のバレエ団にゲスト振付師として作品を提供している。また、’78年以来、自ら創設したハンブルク州立歌劇場附属バレエ学校の校長を務め、新しい才能の育成に努める。ローザンヌ国際バレエコンクールの審査委員長を3度務めた。’96年にはハンブルク州立歌劇場支配人を兼務。2011年ナショナル・ユース・バレエ団(ドイツ)を設立。作品は、古典に新しい光を与えるバレエ、音楽そのものを視覚化するシンフォニック・バレエ、宗教的バレエ、演劇的バレエの四つの系列に分けられる。代表作に「ロミオとジュリエット」「くるみ割り人形」「マーラー交響曲第3番」「幻想〜『白鳥の湖』のように」「真夏の夜の夢」「眠れる森の美女」「椿姫」「マタイ受難曲」「欲望という名の電車」「月に寄せる七つの俳句」「シルヴィア」「バルトークの情景」「メサイヤ」「時節の色」「ニジンスキー」「冬の旅」「ヴェニスに死す」「人魚姫」「パルツィヴァル」「タチヤーナ」など。ニジンスキーに関する世界一のコレクターとしても知られる。2000年2月来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報