20世紀西洋人名事典 「ジョンロールズ」の解説
ジョン ロールズ
John Rawls
1921 -
米国の哲学者。
ハーバード大学教授。
1950年プリンストン大学で学位を取得後、コーネル大学を経て、’62年よりハーバード大学において哲学教授を務める。その後、’74年にはアメリカ哲学協会会長。この間、’71年に出版した「正義の理論」で政治社会の究極的な判断基準としての正義の理論を大胆に構築し、できるだけ広範な基本的自由を各人に平等に配分する第一原理、社会的・経済的弱者である「もっとも恵まれない人々」の積極的救済をうたった第二原理からなる正義の二原理を導き出し、大反響を呼ぶ。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報