20世紀西洋人名事典 「ジョーゼフコンラッド」の解説
ジョーゼフ コンラッド
Joseph Conrad
1857.12.13 - 1924.8.3
英国の小説家。
ベルディチェフ(ポーランド)生まれ。
本名ヨゼフ・テオドル・コンラッド・ナレツ・コルゼニオフスキ。
4歳の時、父の流刑で北ロシアに行く。7歳で母を11歳で父を失い、16歳の時マルセイユに行き船員となり、1886年英国に帰化する。各国の船に乗り航海しながら小説を書き始める。’94年健康を損ね船員生活をやめ創作に専念する。’95年「オールメイアの阿房宮」を出版し、’97年「ナーシサスの黒人」で批評家に認められ、1912年「運命」で作家的成功を収める。人間心理の底流に迫る倫理的作家で20世紀英国小説の開拓者である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報