ジラード(読み)じらーど

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジラード」の意味・わかりやすい解説

ジラード
Szilard, Leo

[生]1898.2.11. ブダペスト
[没]1964.5.30. カリフォルニア,ラジョラ
ハンガリー生れのアメリカの物理学者,生物学者。ベルリン大学で学位取得後,同大学で研究,教育にあたる (1922) 。ナチスの手を逃れてウィーン (33) ,ロンドン (34) に渡り,セント・バーソロミュー病院で物理学を講じる。 1937年渡米し,コロンビア大学教授 (39) ,シカゴ大学教授 (42) ,同大学生物物理学教授 (46) 。初期の情報理論の研究から,原子物理に移り,34年 T.チャルマーズと共同で放射性同位元素の分離法 (ジラード=チャルマーズ法) を見出した。渡米後はマンハッタン計画に参加し,E.フェルミらとともに最初の原子炉建設に貢献。第2次世界大戦後はパグウォッシュ会議設立に尽力するなど,原子力の平和利用に活躍。 59年原子力平和利用奨励賞受賞。著書に『イルカたちの声』 The Voice of the Dolphins and Other Stories (61) などがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジラード」の意味・わかりやすい解説

ジラード
じらーど

シラード

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